今回はSVCグループで業務に当たった第98回日本学生選手権水泳競技大会。通称『インカレ水泳』についての業務の一コマをご紹介させて頂きます。

今年のインカレ水泳は8月28日~31日の4日間、東京の辰巳国際水泳場にて開催されました。

2020年・2021年は新型コロナウイルスの影響で大会参加人数が制限され、プールサイドの応援席が無くなっていましたが、今大会ではプールサイド応援席やB決勝競技が復活され、声出し応援が出来ないまでも選手のそばでの熱い応援が徐々に戻ってまいりました。

テレビ朝日系列では長年にわたって『インカレ水泳』『ジャパンオープン』『世界水泳』など、様々な大会の水泳中継を行っています。

水泳中継でのSVCの業務としては、

○タイマーテロップ

○出場選手名の紹介

○出場スタートリストの紹介

○出場選手の競技結果

○実施種目のレコード紹介

等のテロップ送出が主な業務となります。

記載するだけでは非常に数が少なく簡単に思われるかもしれませんが、公式記録データを受信した後にテロップ形式に変換して、制作さんやスイッチャーさんなどと連携して送出していく作業など、非常に熟練を必要とする作業を行っています。

 

参考までに放送初日のスケジュールを紹介させて頂きます。

 

【スケジュール】

6時45分:テレビ朝日出発

7時30分:辰巳国際水泳場到着

9時00分:この時間までに技術ローカルテストを完了

9時15分:テロップチェック開始

9時30分:予選収録開始

13時00分:全体打ち合わせ(感染症対策により集まらず、インカムやTeams上で実施)

14時00分:テロップの最終調整(昼食)

15時00分:放送開始

18時00分:放送終了

20時00分:明日の準備をしつつ、初日の全業務終了

上記が主なイベントを記載したスケジュールとなります。

 

業務に当たってSVC人員は4名。この4名が4台のテロップ機材を操作して運用を行いました。

データ線の分配や信号の種類が多いので非常に複雑な配線となっています。

水泳中継では、他の野球やサッカー中継などと違いSEIKOさんから速報データを頂戴して、テロップを作成しています。この様なデータ連動をする事により、現場で計測されたデータを即、テレビのテロップとして作成する事が可能となります。

ただし、データの結線を間違えたり、データのプログラム形式を誤ったりなどセッティング作業が複雑となり、準備やテストに時間を要する中継現場となっています。

それでも、現場の熱いレース模様や新記録の情報など、テレビの前の皆様にいち早くお届け出来る様、皆ひたむきに頑張って業務に当たっています。

テイクシステムズSVCチームでは水泳中継以外にも、サッカー・野球・ゴルフ・ラグビー・ロードレース、バドミントン・バスケ・バレーボール・卓球・大相撲・格闘技・Dリーグなどなど、ここに上げられないほど数々のスポーツ中継に携わって日々、業務に当たっています。

また、カメラや音声、VE、報道グループと違い、SVCグループではテレビ朝日以外の局のスポーツ中継にも非常に多く携わっています。

スポーツ中継に興味があり、テロップやCGに興味がある方、ぜひテイクシステムズSVCグループを記憶に留めて下さい。新しい仲間をSVCグループはいつでもお待ちしています。