今回カメラグループから紹介するのはテレビ朝日で放送されている生放送番組の中から、2024年10月から番組がスタートした【有働Times】の生放送での1日の業務です。
カメラ志望の方も色々やりたいジャンル、バラエティ志望、スポーツ中継志望など色々あると思いますが、テイクシステムズではどのジャンルのカメラマンでも生放送、報道番組は全員が行います!
なので、今回は生放送番組の一つである有働Timesについて紹介していきたいと思います。
【カメラ台数】
大型カメラ×4
ハンディカメラ×1(予備&演出によっては使用する)
クレーンカメラ×1
小型カメラ×2(POVCAM)
ここから番組のスケジュールを軸に説明していきます。
カメラマンは先発と後発に分かれて集合しています。
(SWはTD兼務で最先発の15:30集合です。)
先発カメラマンは16:30に集合し、デカカメやクレーンでは入れないアングルや固定で置いておきたい場所に設置する小型カメラ(POVCAM)の画角調整をしています。
※美術さん協力の元、小型カメラを見切れないように隠している
後発カメラマンは17:00に集合します。
その後、技打ちを17:30~実施。
その日の担当のディレクターさんから今日行う内容の説明、また有働Timesでは大型モニターやパネルによる物出しが多いので、物の説明や見せ方などディレクターさんからの大体の要望もここで聞きます。
技打ち後すぐにSWとカメラチームで集まり、VTR降りのカメラやここはこう撮って欲しいと要望された所をまとめ、みんなで撮り方をつめていきます。
※スタジオで技打ち
※技打ち後のカメラ打ち
次は18:00〜19:00の30分の間に、位置決めを行います。
出演者の座り位置や立ち位置から、出すフリップの位置、物出しの位置などを全て決めていきます。
有働Timesに限らずですが、生放送番組ではブラウザ(モニター)を使った演出や物出しが多いため、各カメラマンが出演者のやりやすさやカメラの撮りやすさなどを考慮して効果的な画作りができるよう調整していきます。カメラマンは2年目~40代ぐらいの5名で担当します。
※位置決め
19:00~各コーナーごとに出演者を含めたリハ-サルがあります。
技打ちの段階では決まっていなかったことや、出演者の説明をどの様に撮れば視聴者に伝わりやすいかなど演出にも寄り添った技術側からの提案をここで行っていきます。
20:30過ぎに予定されるすべての確認を終えスタンバイ。20:56から本番になります。
本番では予定していた通りの進行で基本的には流れていきますが、時には生放送ならではの咄嗟なアドリブなどにも対応することがあります。
※サブ内
22:15番組終了!
撤収!!
最後に本番で気になったことなどを話し合って終了。お疲れ様でした!!!
以上が生放送番組(有働Times)のカメラ業務となります。
今回は生放送番組のカメラ業務についてご紹介させていただきました。
日々、世の中で起きている事件やリアルタイムで変化する情報を正確に伝えるため、一人一人が画作りやトリミングなどにこだわりを持ち、画を繋いでいくチームワークも、大切なカメラマンの仕事です!!