完璧を目指す映像管理セクション。たとえカメラマンが最高の画を撮ろうが、音声が最良の音を録ろうが、
正しい信号として記録、送出されなければテレビ番組は出来上がりません。
出演者とスタッフが全霊を込めて制作した作品を確実に収録、放送するためには、 VE無くして成立しません。
システム構築に始まり、本番中のカメラ調整と映像確認、収録管理と確認、回線伝送業務、システムなどのトラブル対応まで、
VEの守備範囲は多岐に渡ります。 それだけに日々の情報収集や知識の向上は欠かせません。
積み重ねた努力を映像という形に託し、番組を裏側から支えています。 なかなか表に出る事はありませんが、
テレビの裏にはVEあり。
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スタジオ番組
スタジオ、サブを使用しシステム構築からカメラ調整、収録を行います。サブやスタジオによってシステム概要が違い、番組内容も多岐に渡ります。各々にあったセッティングを行い対応します。
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デイリー生放送番組
日々の情報、報道番組を行います。毎日絶え間なく放送される生放送に対応するため緊急時の対応や一つ一つの細かなシステムチェックを常に意識しています。
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サブ受け&VT
主に中継現場からの回線をサブで受け、放送できる形にし送出を行います。スポーツやライブ中継の現場から正しく映像を受け、送出するシステムの構築を考えます。
中継先の状況も把握しておく必要があり中継現場とのコミュニケーションも大切になります。
また、VTの業務はスポーツハイライトなどを即時に編集し送出作業も行います。生放送だけでなくディレイ放送の対応もあります。 -
ドラマ(映画)
セットやロケでのカメラ調整、収録、またカラーコレクションを行います。
各々の作品にあわせた映像を作り出すクリエイティブさと様々なロケ先でのタイトな業務にあたり柔軟性が必要となります。 -
中継
様々な中継現場にて映像制作を行い本社や必要な場所に伝送します。既存の映像システムのない現場に中継車を用いたり、バラッケで一からシステム構築を行い業務を遂行していきます。豊富な知識と経験だけでなく、下見など多くの事前準備が必要です。大きな機材の運搬も行うため安全確保の徹底が必須です。
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サブだし
主に集計やTwitterコメントなどの生スーパーをし、完パケをサブにて送出します。
放送と同様で、入念な進行チェックやシステムチェックは必須であり、また緊急時対応が必要となります。
出勤
技術打ち合わせの二時間前に出勤。本日の番組資料をVEで共有し番組連絡等伝えセッティングに取り掛かります。
収録サーバー室との
レベル通し
サブ内セッティングやカメラ調整を終え、収録サーバー室とのレベル通しを行います。
技術打ち合わせ
制作進行で番組進行内容の技術打ち合わせがスタジオであります。本日はフリップが何個か出る、スタジオのセット外に
ゲストが来るとのことで照明の位置を確認して、アイリスフォローを考えます。収録の♯番号の不明個所の確認をしサブに戻ります。
位置決め・リハ
演者さん、もの、カメラなどの位置を決めていきます。また、重要な部分のリハが行われます。フリップは写真であまりとびそうになかったので一安心です。ゲスト位置は照明さんが照明をたいてくださいました。
しかし、衣装が変わっておりカメラ設定をゲスト出演シーンのみ一時的に変更することにしました。
最終確認
収録前の最終確認です。収録系統カメラ設定等確認します。
収録開始
本番中はアイリスフェーダーを基本握りながらサブアウトやピクチャーモニタなど様々なモニタを見ています。
収録終了
収録チェック後、撤収作業をします。
退勤